ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

剣道上達日誌130211(08)

MD会(OH体育館剣道場)

この稽古、参加すれば得ることが多く良いのだが、道場に向かうまでに気持ちの準備というか、気分の高揚というか、そういうものが必要なのである。今日は休日で少し時間に余裕ができたので、昔に購入した剣道日本の付録DVDで東西対抗、同年代を見て気分を高めた。この稽古会で何がしんどいかというと、ブランク故、先生方との稽古にどう臨むのか?という根源的な課題を克服できないからなのだ。考えることを先送りするのは良くないが、相当に長くなりそうなので、徐々にということで。

UD先生七段 お久しぶりにお会いでき、肩を叩いてくださり嬉しい限りでした。いつもの様に厳しくも引き立てをしてくださいました。先生との稽古で気がついたことは、小手刷り上げ、または小手返し面についてである。小手すり上げ面は自分では得意技と思っていたのだが、最近調子が悪い。先生との稽古でも格好の形になったにも関わらず、タイミングは良くとも面にあたらず、二回ほど肩をたたくこことになった。先生が見越しての失敗だったのだと思う。ここは私の手の内の冴えのなさが打突を緩慢にさせている結果なのだと思う。コックとコースとコントロール。そういうことだ。稽古後、八段の先生方にかかるように尻をたたいてくださいました。何かこう、後ろ盾があるようで勇気を持って懸かれる気がして、まさに感謝なのです。

ST先生八段 今日も稽古中は勇気を持って懸かることを教えてくださいました。終了後『打が惜しいのが沢山だ。もったいない。強く打つ。』(やっぱり私の打突は弱いのだ。)身振り手振りで、打ち抜くイメージを伝えてくださった。それは面をまっすぐ打ち竹刀が面の後ろに伸びていくような動き。ST先生の順番を待っている間、前の七段の先生が受けていたご指導を盗み聞き取った。要約すると、打ち間にしっかり入れ、そこで我慢、相手がどうするのか迷う時そこだ。動きに反応する。私自身が課題にしていることとほぼ同じ。七段の先生でも同じような課題で稽古しているのかと思ったのである。また、他の方には縁を切るなと。その方は打った後打ち切るでもなく、脇に動き先生とは違う方を向いていた。『縁を切らない』は、焦燥中年剣士には難しい概念の一つ。何人かに尋ねたことがあるのだが、まだしっくり来ない。今日の方を見ていると少し判った?結局、相手との間の緊張関係というか、打ったとしても打たれたとしても次の関係性に間断なく移行できるような状態と考えれば良いのかなぁと考えた。不十分な打突を受ければ、次の機会を逃すことがなくなる。

NSさん(女性)小柄の方だが、小細工のないまっすぐな打突が気持ちいいし、下がらない気持ちの強さも持っている。気持ちの面で学ばせていいただいた。

MY先生七段 SE稽古会でご一緒させていただいている。思い切って打っていった面を胴で抜かれた。時間がなくなり少し焦った面を刷り上げ面で合わせられた。

ST先生八段は、稽古終了後、全体の講評で、『足を使いなさい。 今使わなければ、足はだんだん動かなくなる。高段者になっても足が大切!』。焦燥中年剣士、いわんやをやだ。