ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

剣道上達日誌130424(16)

MYK郡剣道連盟(N小学校体育館)

出張先で週三回の稽古が実現された。

今日は最初の先生との稽古がとても長くなり、お二人との稽古となった。問題は交刃の間で堪えることである。いわば一触即発の緊張した状態であるので、少しの動きに互いが反応する。意が決せられていれば、打突になるのだが、迷いがあるとびくっと反応するだけになる。相手が上手であれば、打突を許すことになる。びくっとせずにそのタイミングに乗じて攻め入ればこちらの打突が有効になろう。さて、動じない心を養うことが修行であるならば、まさに乗り越えなければならない壁がここにある。

下がるな!とは剣道ではよく言われることである。しかし相手との駆け引きで敢えて下がることが有効な場合が多々あることは誰もが体験しているはずだ。相手の攻めが効いていると思わせ、引き込むことは有効打に繋がることが多い(MM先生もそうお考えと前にうかがった)。実は、私の得意技なのである。多用しては意味がない。とて攻められ下がることがある。が、攻められても下がるような攻めの強さを感じない場合、当然交刃となる。機会を捉える技量と返す技量がない者同士のそのような様は見るに耐えないものとなろう。

さて自分はどうか。本日の稽古では、攻めて動かした結果、打突が成功した例が何回かあった。機会を捉える技量。少しはあるかもしれない。しかし努力して得たものではなく天賦(中途半端なレベル)のものだと思う。だから打てたとて褒められたものではない。しかし、この頃は相手の呼吸が読める気がしている。呼吸というのはいわば比喩なのだが、これについてはまたいずれ。

明日はまた夜明け前の仕事が待っているのに。