ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

剣道上達日誌 130715(24)

HYK道場

今週も週二回の稽古が実現しそうだ。

6段以上の方が多く、参考になることがとても多い稽古になった。まず、4人一組で基本打。そここでなされる基本打をじっくり観察し、良いところを取り入れようと考えた。やはりバランスよく打ち込んでいる方々は、右手に力が入っていない。左手主導で腰から入っている。小手面は上ずらない。腰から力強く『タン』区切って『タァーン』。2段に分けて入っても十分速い打突が可能だ。小手先で前のめりになるような軽い打突はだめだ。そして問題は手の内の効き。あとで知ることになったのだが、私が受けることになったNH先生は教士7段K警察所属。受けている時にはその肩書きは不明でだった。受けながら小手打ちの利きの良さにすごいなぁ。小手、および面に対する応じ技の的確さに、自分の打突の不的確さを重ね、学ばせていただいていた。帰りしなの車の中で右手中指が釣る。手首が痛い。そして今、手首を見るとうっすらと赤っぽく腫れている。やはり打突の鋭さ、手の内の利き。『スパン』擬音で説得力はないが、これなのだ。上手の先生への掛かり方をいま一歩理解できていない私は、手首の痛さを持って自分の至らなさと非礼さを感じるのである。ともあれ、手の内の重要さは、うちの大学の師範KB先生も説いていらっしゃる。一生かかって習得していくのだ、と。書籍から得た情報として全日本覇者のMZ先生も素振りの中に利かせるものを混ぜるという。NH先生は切り返しも返しが利きそして速い。先生の基本を受けることが出来たのは本当に良かった。この先生に稽古をお願いしようと並んだ。

まずこの会の世話役をされているTN先生錬士六段にお願いした。どっしりとした構えから壁の様に迫ってくる印象を持つ。理のない打突に胸を押さえられ、勉強させていただきました。最後の一本で打たれた小手はいつもの悪い癖でした。途中から、学んできたことを体全体に意識して配備し、来るなら来いというように相手に対する、そういう感覚に欠けてきた。集中力の継続には持久力を備えた肉体が必要だ。大ブランクの小ブランクで長時間の稽古、上段者に対する稽古では体がもたないのである。

NH先生

私の前の方々のとの稽古をじっくり観察。すーっと入って面、体全面で圧をかけて面を次々と打突されている。相手の状態がどういう時に入っているのかに注目したが、機微は打たれる本人でなければわからない。基本打の時のあの小手も出頭をきれいに捉えていた。打たれるタイミングとしては攻められ攻められたと感じた時だと思う。私の機の熟さない打突を身を以てだめ出しをしてくださった。稽古後、ご無礼をお詫びし、次回の稽古をお願いした。先生は私の力強く左腕を掴み、稽古がんばって行こうと言っていただいた。

女子高生

鍔競り合いの意識の重要さ。

WBさん

稽古量の多さは最後の動きでわかった。ついて行くのがやっとだった。

焦燥剣士、この頃、少し焦りがなくなってきた。情報処理能力と具体化。それについてはまた改めて記述したいと思う。