ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

剣道上達日誌 130905(33)

KBT道場

このところ水曜日に用事が入ることが多く、木曜日はここでお世話になっています。元気の良い高段者の方々から剣道にまつわる色々な情報を頂きつつ、第二道場を含め楽しい時間です。みなさまありがとうございます。

TS先生教士七段

先週、WB先生錬士六段との稽古を見ていてくださったようで、「良い剣道をしている」と評価の上で、稽古をつけていただきました。が、結果、大きなだめ出しを頂きました。それは「打ちが弱い!」。何本も良いところ捉えている。しかし先生曰く、私の打突には打たれた感がないと。これは以前からの課題で剣道再開当初、NGT先生に言われ続けていたことです。このところ褒められることが多く、いささか調子に乗っていたので、とても良い戒めになりました。ありがとうございます。それで、どう克服したら良いのか?打突の瞬間の手の内の絞めと言うのが、物理的?な解ということは厳しい第二道場で判明した訳ですが、それ以上のものが必要である。それは気!である。それにつきる。たとえば、審査会場で立ち会いを始めると、その瞬間、審査員、大勢いる受審者、その場の雰囲気をがらっと変えさせるような気を出すことが必要、技なんてものは後から付いてくると。肝に命じてがんばろうと思いました。上手の先生に懸かる時に遠慮なんていらない。先生を怒らせ、本気を引き出せば、下手の勝ちだと。私を評して、遠慮していることが良くわかったと言っておられた。確かに突けるタイミングで突かないし、返し胴などでも先生が出てこなければ斬ることはしないなどなど。現象としてわかる場面が多々あったのでそこを指摘された。さらにどっちが先を懸けていたか?と。先を懸けていたのは、最初の一太刀以外、先生の方だったと指摘された。先生曰く、考えて剣先の攻防をしていることは良くわかった。また、後の先も先を懸けてこそだと言われ、打突自体(弱いことを除いて)、そして打突のタイミングもとても良い、でも先を懸けなければだめだと。ーーーまずは強い打突を目指し次の稽古に活かそう。

KH先生教士七段

恐れず諸手突きを一本入れることができた。しかし先生との稽古も冴えのある強い打突にほど遠い微妙な打突ばかりを放ったと今思えばそうだ。KD先生が稽古を見ていてくださり、あの刷り上げ面はどうやっているのかとの問い。最近決まりはじめた相手の軌道に沿って刷り上げコンパクトに打つ面のことだ。他者から興味を持たれる打突ができていたことは嬉しいことです。また実際この面は以前に審判講習会で試合をすることがあったが、審判の先生がこの面は一本だと、講習生におっしゃった。しかし高度な技で審判に慣れていないと一本として取られないだろうとの講評も。まぁ昔から出していた技であることを思い出したのだが、打突の実感が伴って来たことは少しは進歩した証左かなぁ。

xさん四段

若い。動きのある早い打突をしてくる人に対し合わせることは容易く順応できる。しかし納得のできる、これという打突はできなかった。

WB先生錬士六段

時間がなく最後の最後で一本だけ。打たれることを恐れず相面勝負で見事負けました。コックとコースとコントロール。まだまだだ。やはりもう少し体全体で圧を感じさせ腰と左手でそして最後に右手で押し込む(正しいのか?)、瞬時に体が反応できる様にすること。まぁ中年剣士がめざすところとは少しズレているかなぁ。剣道には年相応の稽古があるわけで(「剣道を知る辞典」P110-111)、藻掻くのもそろそろ止めにすべきかも知れませんが。もう少し!体が動くうちに将来、もっと楽しく剣道ができる様に染み込ませたいなぁと。