ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

稽古日誌 150831(50)未補足

KTV稽古会

MMさん、久々にお願いした。合気になって下さる方で厳しくも気持ちよく稽古ができる。そして打突が美しい。目標にしたい美しさだ。結果的にあまり打突されることはなかったが、こちらの打突にも納得されなかった。(別件、打突されない様にしているつもりではないが、打たれないと怒られる時がある。打たれない様にする稽古では上達しないぞと。確かに、打たれる間合いやパタンを知る事は大切だから。)それはやはり手の内の利きが悪いからだろう。スパンといかない。Kさんとの稽古で近間で打たれた小手はまさに手の内の利きが成せる技だったと思うが、それが私にはない。

UDさん、とてもどっしりとして安定感のある構えの方で、挑戦してみたく思い、お願いした。これまた打たれる事はほとんどなかった。攻め込み、見て溜を意識しながら打突した。また攻めると攻め返して来るので、下がり間合いをきりつつ、出させて機会を作るようにしていた。どうもすべてが気に入られなかったようで、稽古中に間合いが近過ぎると注意を受けた。それを機会にあまり入らないように、触刃だけで勝負しようと思い、その間を維持しようと結果下がる事も増えた。しかし、出端を捉えたし、小手刷り上げ面も決まった。稽古後、「間合いが近いと言われるだろう」「常に下がって打っているなぁ」。まあ反論することはせず、確かに上述のように組み立てていたので、そう捉えられても仕方がない。下がらないで稽古した方が気持ちが強くなるし、それは確かだ。攻め方、攻略は相手の出方で変わる。この方は遠めの間から面を打たれるが、空を切る事が多い事が前の方の稽古を見ていてわかっていた。だから出させて合わせれば刷り上げ面を打てると踏んでいたのである。一回は奏功した。ともあれ、どっしりした格好良い構えは確かであの雰囲気は学んでおきたいと思った。

Kさん、開始そうそうに上述の小手、確実に上手だ。余裕のある構え、雰囲気、利いた手の内。それでいて横柄な態度はなく、慇懃でもない。強くしなやかな攻め。こういう風に振る舞うことは一つの目標だ。気持ち押されていたので、打突についてはあまり覚えていない。良い稽古を見る事が、絶対に上達への近道だと思う。KTVでは稽古せずに見ているだけでも良い稽古になる。

NJさん、Kさんとの稽古を見て、こりゃやっとこ、と思った方。UDさんとは攻め口を変え、攻め攻め攻めの意識。相当の実力者だと思う。そう感じるほど食い下がって行く気持ちに迷いは無くなった。時に打ち込んだ面は、右手に力が入っている事を実感する打突だった。つまりKBT道場でいつも注意されるあれである。意識できる様になっているのでもう改善の日は近いと思う。それはそれで、最後は会心の相面を取る事ができた。それは面から突き垂、すべて差し出すように、いつでも来い、面でも突きでも、来てみろとの思いで出て行いく。そこで捨て身の面で相面状態で、こちらが早かった。

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次の課題は、やはり左手による打突の徹底、スパンの手の内、速い返し胴(ここでは唐突だけど)。やっぱり私の剣道は運動の域を出ていないなぁ。Kさんの攻めについてももう少しまともに言葉にできる筈。