ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

剣道上達日誌(39)

AK教

基本打ちから回り稽古。KD先生のご指導時の定番です。基本の時間は短いですが、集中できてとても良い。修正ポイント絞って打ち込む。この頃の課題は左手で打ち切る意識。月並みな焦燥剣士である。

HK先生七段

先生は近間での攻防を得意とされています(おそらく)。その動きに翻弄されることしばしば。動ぜず対処することを目標として、稽古をお願いしました。難しい。これも月並みですが、動じない心。

KD先生七段

あと一歩、面に伸びがない。面金止まりのことが多い。これを修正しなければ。そこで左手主導について説いてくださった。打ち気が先行すると右手に力が入る。当てよう当てようとなる。そうではなく、左手意識を持てばもっと伸びのある面が打てる。当然、面金どまりではなく布団に届く。

TN先生五段

KT大武道学科出身の筋金入りの本物剣士である。TN先生はけっして鍔競りをおろそかにされない。高段者の方と稽古をすると、ついつい鍔競りがなくなってしまう。そのように慣れてしまうと、動ける若者と稽古をすると鍔競りが弱点となる。TN先生は緊張感を与えてくださる。今日は最後の一本で面を打つことができた。しかしこの面やはり右手に力が入っていた。しかし先生は認めてくださった。稽古後、先生『十分に機会を捉えていた。』。私『でも右手に力が入ったあまり良い面ではなかったです』。先生『それがわかっているか、わかっていないか、そこが重要なんだ』。(わかっているのはそれだけです)

体操の内村選手は自分の演技を第三者的に見ることができるということがNHKの番組で紹介された。一流選手というものはそういうものなんですな。一挙手一投足、客観的に理解すること、大切なんです。