剣道上達日誌(0)に記述した私の剣道を変えてくれた書籍
この本は他の人には読んでほしくない!とまで思ったほどでした。
それは1982年出版『新・剣道上達講座』伊保清次先生著( スキージャーナル社)です。30年前当時、中学2-3年頃のことです。忘れ去っていたこの本を剣道再開を機にどうしても参考にしたく、実家の本棚を探してもらいましたが、見つからず再度購入しました。
この本から本当に沢山の『考え方』を教えてもらいました。我が古巣道場は、ほぼ基本の打ち込みオンリーの指導でした。それが良いところです。ある程度基本がしみ込んでいる状態で、この本から相手との対峙の仕方を教えてもらい、確実に勝率を上げることができました。それは勝利した時の技の数々はこの本から学んだ結果であると実感できたからです。
再び手にして色々思い出しました。私は168cm弱の低い身長ながら面を得意にしていました。それは「色と捨」(P20)を意識してからのことです。また、コックとコースとコントロール。これを頭の片隅におくと、不思議と面が打てました。反対にどうしても上手くできなかったのが、摺り上げ面(P82)。記述どおりにできない。今でも難しいのですが、少しこつが掴めつつあります。他にも色々。
これからも私の剣道修行の指南書として活用させていただくことになりそうです。