ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

剣道上達日誌130302(11)

OSW剣道クラブ

Monday会でもお世話になっているUD先生、剣道を再開した頃、お世話になったTHさんとFKさん、SE稽古会でもお世話になっているWNさん、MGさん、計5人に稽古をお願いすることができた。ありがとうございます。

UD先生七段

稽古終了後、大分稽古をしているな、と励ましていただいた。実際のところ稽古回数は少ない。しかし胴を抜かれたり、小手を合わせられたりすることをあまり気にせず、自分の打ち間の習得に努めているためか、打ち切りが良く、何となく自分でも調子よく感じる。一方で、やはり打突の弱さを指摘された。最後のWBさんとの稽古を見ていてくださり、最後の面は力強く良かった。しかしその前は当たっているが弱かった。他の先生からのアドバイスはどうかとのお尋ねで、打突の弱さは指摘されること、機会の捉え方は良いといわれることを伝えた。先生曰く、それはその先生が打たれたことを自分が一番知っているからだと、強く打つことで格段の上達が望めると、再度激励してくださった。

THさん五段

THさんは六段受審を控えており、じっくりとした攻合いを勉強させていただいた。長身でかなりの遠間から伸びのある面が得意で、多分二回一本取られたと思う。その時に状況は、おそらく前後の小さな動きの中で、引き際だった。気持ちの攻防が張りつめすぎても力が入り、気が抜けていれば当然隙を与える。バランスが重要だ。それも返し技が多彩であれば後の先を捉えることができるのである。やり取りで関係性を作り最後に壊す。読まれればこちらの負けで組み立てが良ければ一本に繋がる。

FKさん五段?

FKさんは打突が速い、連続技に磨きがかかり、冴えていた。こちらは打ち切りは良いのだが、胴を抜かれすぎた。機会が読まれているのだろう。もう少しじっくりと攻め打ち込むべきだった。一方、打たれないこともあった。違いは何か。相手の意識か、こちらの色か。総じて打ち急ぐと抜かれるので、じっくりと構えるか?攻めて攻めてといくと色が出てくるはず、考察の余地ありだ。

WNさん五段

こちらも受審を控える。WNさん曰く、全然わからへん。確かに以前に比べ打ち数が減少している。とはいえ、もともと手数が多い方ではなく、絶妙の機会を捉える方だ。この日も私の気持ちの座りの悪さが浮き彫りにされた。というのは、WNさんの構えにちょっとした変化を感じると私は手元をあげてしまいました。迷いのないWNさんであれは、確実に捉えられた場面が幾度もあった。ひるがえって、相手のその動きはチャンスなのである。たとえ誘いであったとしても、手元をあげずに打ち間に果敢に、まさに果敢な気持ちを常に持っていれば手元をあげるという、恐れの表出にはならないのだ。気持ちを強くすること。

この日の稽古の目標は、腰から腹から出る意識の徹底と左手の納まりと考えていた。これを徹底すると、自ずと右足の出し方のバリエーションが可能になることに気がついた。いつでもで出られるような左足加重(当然、後傾してはならない)。

いつもよりも攻めが効いていたように感じられる。おそらく左手を前に出す不安定感がなく、自信を持って相対することが出来たからではなかろうか(根拠はないが)。はたからは安定して見えたのではないだろうか。へそ前ひと拳前左拳がいわゆる基本だが、小手を付けてる状態では、ほとんど垂と胴の間にくっつくぐらいになる印象。これで良いのか?どうだろう。前に出さなくてもいつもの打突はできるように思えた。一歩先に進めた気がする。