ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

剣道上達日誌 130925(35)

ABN道場

二週間ぶり。これ迄の感覚が全部飛んでいる感じ。6段の先生二人、七段の先生一人、初心者女性一人にお願いした。ありがとうございました。

この頃思うのは、気持ちよく稽古をすること、させること、きちんと意識して実践しなければならないということだ。いわゆる合気ということだろう。稽古をお願いすると、人それぞれ、千差万別、だから面白い。実際のところは、誰彼互いに気持ちの良い稽古を心がけて実践できていたら、それが普通となり取り立てて気持ち良さは感じないはずだ。たとえば、剛剣(という言い方があるか不明だが)で一本たりとも打突を許さないという姿勢の人は相手に合わせることはしない。返し技を練習しているのかやすやすと打突を許す人はともするとこちらが打ち込み過ぎる。すごく頑張っているようで空回りする人は、意地悪心でいじめたりしてしまうかもしれない。本当に実力があって打ち込めない人に無下にされたらつまらな過ぎる。そこで、このような方々とそれぞれに気持ちよく稽古をするためには、相手を見極める目とそこに合わせる事ができる技量が要求される。そして相手も、そのような意識で対峙してくださるということ。

焦燥中年剣士はブランクがあるから埋めたいと思っていて、ブランクが故、打たれたくないという意識が去年くらいまで強かった。しかし今は違う。SE稽古会でMM先生との気持ちの良い稽古で目覚めさせられた。稽古前半で打ち合いを許していただいて、後半でじっくり理にかなった稽古に移行。そして最近、MO先生の駆け引きを学ばせていただける稽古により、考える剣道の自分なりのステージを上げる事ができたと思う。

そのお二人の先生が指導的立場にあるという点もさることながら、やはり技量を備えておられるからこそ、できることである。と思う。

わたしが気持ちよく稽古を先導できるレベルの相手はどのくらいか、わからないが、全身全霊で懸かる稽古と合気を目指してする稽古には一線を画す必要がありそうだ。がむしゃらに懸かることができる場合、お相手が私よりも確実に上手で、合気を目指してくださるのであれば気持よくなれるはず。

そんな優等生の稽古ばかりじゃ面白くないから、やって、やられてもたまには必要かなぁ。自己矛盾で結論のない考察でした。

こんな問答を繰り返すより、稽古に打ち込むべきですね。でも、時間がとれずできないんですよ(泣)。