ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

上達日誌 150129(05)

KBT道場

HI先生

背の高い先生。攻めは利き、相手陣地に常に入っていることができた。が、基本打の不足か打ち抜けが良くない。小手を打った時にしっかり残心と体寄せが中途半端。自分の剣道に違和感というか、中値半端感。打たれても良いという気持ちが欠けていたからか。よくわからない。打って良いよ的な気持ちで攻めて出ている時、相手の動きを読み切れず、先に打突を許してしまう。やっぱり多様な返し技が欲しい。考えたってできるもんじゃなくて、それは若いうちに身体に染み込ませるもの。十分に染み込ませていない私はどうしたら良いのだろう。稽古を積めば良くなるのか、稽古回数が少ないともう上達できないのか。

NJ先生

年末、手も足も出ない状況でした。その時の先生からのアドバイスは打突に至るまでの攻めの多様化。今日もすっと入られて面を打突されることが幾度かあった。しかし前回とは異なる関係性。こちらは面を差し出すように出る。そうすると相手に少し迷いがでているような動きを感じた。その際の気持ちが切れなければ、打突を許すことはない。打たれた時は空白の時間というかそういうもの。つまり空白時間を作らなければ良いだけのことだが、それが難しい。先生は、稽古後、「動きの隙を捉えられ良い面を打たれた。それが何本かあったなぁ。良い面だった」。確かに3本打つことができた。どういう機会だったのか?よくわからない。やり取りの中で自然と虚をつく打突ができたのであるが、結果であってプロセスが伴わない。たまに決まる面がどうして打てたのか?それが分析できれば上達できるはず。一方で、運動はひとそれぞれにセンスの良し悪しがある。大したセンセとは言えないが、先々の先は、察知すること先にあるのだが、それは感覚に他ならない(?素人の浅知恵か)。たぶん、こればっかりはロジックではなく、稽古で体得するか、できない人にはできないか、持っている人は持っている類いのものなのか。ともあれ、たまにそういう打突ができることは大切にしたいと思ったのである。