KBT道場
5人の先生に稽古をいただいた。
徐々に調子が上向き、充実した稽古になった。気のせいか、非常に声が良く出ていたように思う。どういう風に出していたか、思い出せない。何故だ。
最初、何か違和感があり、うまく打ち出せない。自分には技がない、ただ面を打ちに行っているだけじゃないか、こんな剣道続けててどうなる、と悲観的になった。考える剣道なんて素質のある人の足元に及ばない、ダメだと。
しかし、三人目の稽古では、そんな事はすっかり忘れていた。気合いを入れ、相手を見て、感性の赴くままに打突していた。しかし、そういう稽古では、自分のものになっている動きしかできない。だから上達したいなら、考えて、足先、指先、頭のてっぺんまで意識を行き渡らせる。そうして技や相手の動きが察知できるようになる何かを獲得し、無意識にできるようになりたいと思う。