ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

稽古日誌160629(xx)アーカイブス

昨日は、先を取れてないから・・・なんて書きましたが、本当はわかっていません。範士八段YS先生は「きみは本当に良い剣道をする。面が良い。左手の引き をもう少し強くすれば更にすぱっと決まる」。しかし最後の半分懸かり稽古気味の面の打ち合いではほぼ打たせていただけなかった。ST先生が仰ったのは、 「いい面だ。先を取った今の面。あなたの面打はとても良い。そのいい面打ちを活かさなければもったいない。今日は久々に懸かってきて、気合い、気持ちはす ごく出ていて攻めが効いていた。しかし先が取れていないことが多かった」。先生は手を上下にされ先、先と協調された。攻めと先、どう違うのか、と思って 「剣道を知る辞典」を開くと、正にその項目がP70にあった。しかし一般的な定義としての先では、この日の稽古内容を説明できない。先とは、打突が成功し た結果であって、プロセスではないことになる。この日の私は先に打て出ることが多く、相手より時間的に早く先に行動するという定義では、先だ。しかし、 先々の先、先前の先を取られたのであれば、先ではない。つまるところ、相手の心の動きを体の動きから察知する能力が、私にはないという結論だろうか。

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HD先生

簡単な話ですよ。
実際に真剣で立ち会って打ち間に入って行く瞬間をイメージしてみて下さい。どういった感覚、心構えでその打ち間に入れるかって事ですよ。
瞬間に命をかけるってのが、あったんですよね。

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返信私

あ りがとうございます。気持ちが足りないですね。一撃に賭ける気持ちを絶やさず稽古をするようにします。その積み重ねですね。この日は、立ち位置的には押し 込まれることはなく、開始線から相手陣内に入れるくらいの関係性は保てました。攻めは効いていたということですね。先生が引き出してくださっていたのかも しれません。ST先生は日体大OBで、大阪のNS先生八段に似た剣風です。スッと斬り込まれる面が非常に美しい先生です。見る目がない私が言うのもなんで すが、八段に合格される日も近いように思われます。何しろ格好良い剣道をされます。

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