ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

剣道上達日誌130314(13)

KBT道場

久々のKBT。 F警のKWDさん・OIさんとの稽古以来。この道場の床はSD館と同じ材質(杉?)で足の汗が吸収されるのか?乾燥的滑りの床。ニスキラキラの道場は逆に汗で滑る。OS-SD館ほどではないにしろ滑る床での稽古は疲れる。しかし滑る床での稽古は正しい剣道を身につけるという点で効果的と思う。というのは、まず疲れを感じることが体勢が崩れないように力が入るためではないかと推察する。滑る床で不安定な打突をすれば体勢は崩れる。崩れない打突は安定している。循環論的ではあるがそうだと思う。

この日は全般にわくわくできる稽古関係(変な表現ですが)でした。いずれの方とも相性が良く、打ち合い攻合いを堪能できました。それで紙一重(おこがましいですが)で足りない何か、どの様に稽古を重ねれば克服できるのか、考える機会をいただけた日でした。

KD先生六段

いつもお世話になりこの稽古会にもお誘いをいただいています。ありがとうございます。本日最初の稽古ということで、切り返しから基本打、応じ技までご指導をいただきました。地稽古では切れの良い応じ技を頂戴し、近間での攻防を学ばせていただきました。

UN先生六段

波長の合う方でとても楽しく稽古をさせていただきました。なんというか、攻めて攻められ、引き出そうとして裏をかかれ、また逆に奏功した。初めての稽古にも関わらず、気持ち良く突き合いが出来ることからして相性が良い方と思った次第です。反省点は中途半端な間合いで手元をあげる悪い癖がまたでました。間合いの切れ方からして有効打突とはならなかったとは思いますが、確実に部位を捉えられました。鍔競に移行して間合いを切った思った瞬間に打って出られ面を捉えられました。反省です。高校生の息子さんはTW高校のレギュラーだそうで、剣道大好き一家なんでしょうね。

NY先生七段

KD先生からぜひお願いする様にとご推薦いただいた。OS大学時に関西学生チャンピオンになられた先生ということです。張り切ってかかりました。開始当初は思いのほか良い打突ができました。KD先生が見ていてくださいました。しかし時間の経過とともに崩れました。KM先生八段にいただいたアドバイス、「自分のペースでできているうちは良いが、ペースが保たれないと崩れる」。まさにその展開になりました。受けた面はいずれも虚つかれたもの。気を張っているつもりでも打たれる。虚をつかれているので何故なのか、よくわからない、というのが本音です。しかしながら考えてみると、先生との稽古では交刃の間に早く入りすぎたと思い起こされます。稽古中、互いに届くこの間合いで出ないのはおかしい、なんてことを考えていました。たぶん、これはまさに迷いなんでしょう。考えるその一瞬が虚ということではないのだろうか。たとえそうだとすれば、先生はなぜそこを打突できたのだろうか。私に何か変化があったのだと思う。試合感も確実に持っておられる先生ですから他の人には気づかれない私のその虚を見抜く能力をお持ちなのだと思います。自分で理解できない訳ですから上達するためにはそれを理解しなければならない。そういうことです。胴も抜かれました。先生は不十分と仰り、最後の一本は延長された訳ですが、タイミングから確実に一本です。もしかすると私の胴は打ち易いのかもしれないと思い始めました。稽古後、先生曰く『良いところを沢山もらった。まっすぐで姿勢が崩れないとても良い』。次に一矢報いることはできそうにないのですが、もう一回あの面を打たれれば、次が見える気がします。それにしても打ち間で躊躇というか考えること、これこそがブランク中年剣士たる欠点なのである。体に染み込んで考えることなんて必要ない場面、そうだと思う。

UT先生六段?

長身で伸びのある面を得意とされています。捲いて詰めて打突を考えました。