ornithkendorist's blog

剣道上達日誌ーブランク20年中年剣士の奮闘譚ー

打突の強度

体の運用は平行移動にすることで、見違えるほどに打突は強くなる(審査員は横から見ているのであり、前かがりや反り返りは悪印象を与えるだろう)。言い古されていることではあるが、腕で打つのではなく、脚が先導して打突するのである。早く打とうとするのではなく、しっかり振りかぶる。これも当然の基本である。加えてこの頃打突が流れ気味だ。右手に力が入っている証拠といえよう。昔は小手の内側の革は、まずどこから切れたか?左の小指からだった。しかし再開からの小手は右の親指第一関節の辺りに小さく穴が開く。これ多分、ダメな手の内の証拠だ。別件として、まっすぐの軌道。竹刀が逸れる軌道は当然、相手に気付かれ易い訳である。

まとめると、左手を軸に右手に力を入れすぎず、真っ直ぐに大きく振りかぶり(肩甲骨の意識を伴い)、脚から体を平行移動させるように前に出て打突。加えれば、打突の瞬間はある程度、右の握りを解放することで手の内の効きで打突に冴えが加わる。以上。